2009/05/08

"1000人に1人"は多いのか少ないのか

DNA鑑定の精度が気になってGoogleで「"1000人に1人"」で検索すると新たな発見やらおもしろい発見やらがあります。

それはさておき、鑑定結果が正しいとして日本全体で12万人も対象者がいるというと、まぁやっぱりそれでも少ないかなぁ。
けれど自分が住んでいた人口3万人くらいの田舎で該当者が30人くらいかと思い直すと、めちゃめちゃ多く感じますね…。
これは分布が均一だという仮定の元に母数を極端に減らしたので、まぁ当然かもしれません。

よく"n人に1人"といいますが、だいたい母数を誤魔化して非常に珍しい事を際立たせるために使う場面が多いような印象です。
中高生に0.1%といえば、1000人クラスの学校で1人が該当する程度ですから、非常に稀だと実感してもらえると思います。だいたい一人の人間に認知可能な0.1%というのは非常に少ないというのが実感だと思います。

しかし母数が総人口となると、認知可能な範囲を越え過ぎているせいか、むしろ「それって多くない?」という印象も感じなくはありません。
やっぱり比率でものをいうのは正しくないというか、 数字の魔力というか、表現次第で受ける印象がコロコロ変化していくのがなんだか不思議です。

0 件のコメント: