2008/11/04

ニコニコ小沢ライブで「片手落ち」が差別的発言といわれていた

ニコニコ動画で民主党小沢代表のライブ番組をやっていたのを聞いて、その録画動画をみてみた。内容はどうでもいいのですが、その中で「片手落ち」という言葉への反応が気になりました。
小沢代表の発言にあった「片手落ち」について自分が聞いた時の感覚からいっても差別的な意味合いはまったく感じられませんでしたし、経験からこの言葉自体にもそのような意味合いを持って使われている事はないと考えています。

すごーく難しい連想ゲームをやっていくと「手が落ちる」様を連想するのかもしれませんが、その論理で制限を加えていくのは、客観的な事実、道理に基づいて判断せずに世間体という仮想的な第三者の目を判断基準にしてきた日本の差別的な風潮そのもののように思えます。

もちろん不快な印象を受ける人がでるような発言は良くありませんが、現状でこの言葉を差別的と捉える人が少なくない事は事実のようです。
この言葉を差別的と考える人は、この単語に反応するような回路を持っているのだと思いますが、この言葉を差別的な意味合いで使う状況というのはイメージできないのではないでしょうか。差別的な言葉として現在避けられている言葉は、直接的に特定の障害を持った人を指す言葉や特定の状況をイメージさせるものだと感じています。

ただ差別的な言葉とされているものには、一般的な名詞にも拘わらず過去に差別的意図を強く持って使われた言葉である場合もあるので、「片手落ち」という言葉が特定の障害を持つ人を指す言葉として定着してしまえば、公で使うには不適切な言葉になるでしょう。そうならない事、そんな意図で発言する人が出てこない事を願っています。

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