2008/05/08

gmailのメールを複数のPOPクライアントで共有する

AirH"のカードをGetしたので、WindowsとLinuxからSylpheed(2.4.x)を使って、gmailのメールを扱おうと思いました。メインはLinuxですけれども、ノートPCを持って出てもちゃんとメールが見れる環境も必要かなと思い準備してみました。
一応IMAPも使えるとは思ったのですが、むかし痛い目に当ったので今回は感情的な理由でPOPクライアントとしてSylpheedを扱っています。

通常のgmailの設定は、単一のPOPクライアント(Sylpheed)とWebブラウザからのgmailの共用ぐらいがちょうど良いように調整されているようです。
この状態でWindowsとLinuxの両方でSylpheedを使った場合、次のような状態になります。

  • Windows側でメールAを取り込む
  • Linux側で”受信”ボタンを押しても、メールAは表れない
  • Webブラウザからアクセスするgmail上では表示されている
Webブラウザからアクセスした場合にメールが消えている場合は、「アーカイブする」を設定していれば「すべてのメール」メニューからアクセスできますし、「削除する」を設定している場合には「ゴミ箱」に移動され30日後に削除されます。
その反面、POPクライアントで取り込んだメールを削除するように設定していても消えていかずにgmail上に残ってくれる点は特徴ともいえます。

やはり両方のSylpheedにメールが分散するのは管理が大変なので、両方で同じメールを受信させたいものです。このため、gmailのFAQにもありますが、接続する際のユーザー名の先頭に"recent:"の7文字を付け加えると、よくあるプロバイダが提供するようなPOPサーバーとして振る舞ってくれます。 ただし、この設定ではgmailの設定でメールを受信ボックスに残すようにしていてもPOPクライアントが削除を指示した場合には消えていきます。消えても30日以内はゴミ箱に移動するだけですから、あまり考えなくても良いかもしれません。

困った点は、この設定をしていて一度ゴミ箱からメールを受信トレイに移動したところ再度受信しメールが重複してしまったので、"recent:"を付けたらあまりgmail上のメールを移動させたりはせずに、そのまま使う方が良いようです。
将来複数のPOPクライアントからgmailにアクセスしたいのであれば、事前に"recent:"設定を入れて慣れておくと良いでしょう。もしWebブラウザと一つのPOPクライアントを使うのであれば、通常設定の方が扱い易いところだと思われます。

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