2007/10/13

OracleがBEAを買収?

OracleがBEA社の買収を提案したらしい。記事によれば他の企業も買収レースに参加するだろうという事だった。
最近は必要な事業を育てるというよりは、買うという方向に進んでいるということらしい。ついでに競合する事業があれば潰せるから、それも計算には入っているんだろうけれど、やはり既存の自社にはない製品や技術が目的なんだろう。

経営的には正しくても、「必要なものは買う」という姿勢は技術的な観点では健全な競争状態にあるとはあまり思えない。基盤技術では重複した開発は無意味だと思うけれど、工学的にはいろいろな工夫が必要になるし、競争は必要だと思う。巨大化していった企業は将来の競争相手のいない領域で、便利かどうかわからないものを売ってるなんて事にはならないだろうか。

世の中って多様性によって維持されていると思うんですよね。
若い頃は同じような考え方をみんなすれば平和になるって思ったけれど、きっと硬直化して変化もない、おもしろみに欠けた社会になると思う。

基盤技術の重複開発は無駄だとは思うけれど、国策や技術者を育てるという意味では、そういったものを誰かに任せておくことのツケは後で払う事になると思う。

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